先輩と、コーヒーと


ああ……ついに言っちゃった。


「……」


私が想いを告げてから、先輩はずっと黙り込んだまま。


この沈黙が、とてつも長く感じて。


ドキドキドキドキ。


心臓が破裂しちゃいそうだ。


「えっと……」


先輩は髪をクシャッと掻くと、ゆっくり口を開いた。


「あのさ、俺……」


私はゴクリと唾を飲みこんで、先輩の言葉を待つ。

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