ドラマチックに社内恋愛

恋愛モードにスイッチ

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「はいっ」
早苗、拓也と同僚の二人にチョコレートをデスクの上に置いた。直後、早苗は駆け足で去って行った。拓也は嬉しかった。アパートに帰った拓也は妄想にふけっていた。こたつのテーブルの上に、早苗から貰ったチョコレートを置いて。とても、いただく気にはなれないでいた。翌日、会社へ出勤した。ロッカーの入り口で早苗が駆け足でやってきた。拓也は一つのメモ用紙を受け取った。なんだろうか、そこには、携帯の番号が書いてあった。早苗は、なんかあったら、電話してね。変な電話はしないでよと、一言言って去って行った。仕事場へ出向き同僚に聞いた。
「早苗さんから電話番号。お前も貰った」
「いや」
拓也は同僚に一言
「ホワイトデーは、二人で早苗さんを食事に招待しよう」
同僚は、1つ返事でした。しかし
「なんか、だし煮使われたみたいで、嫌だなあ」
拓也は、これは義理チョコOKだが、チャンスと思った。
仕事が終わりアパートへ戻ると、早速、この番号に電話をかけた。
「今度、ホワイトデーに食事を二人からのプレゼント」
早苗は
「いいよ」
小さくガッツポーズ。ここまでは、セオリー通りに進んでいるかに見えた拓也であった。
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