太陽が顔出す時
死にたくなった翌日の朝が
いつもより儚く見える事を知っている。

私はこれから先も儚い朝を迎えるつもりだ。

明日も明後日も
私にとっては絶望の朝でしかない。

朝が来なければいいと思う。
このまま、目が覚めなければ…。

それでも陽は昇り、私は目を覚ます。
いつもの部屋の天井を見て
お疲れ様と呟くのだ。

そして寝る時、幸せを味わう。
良かったねと眠るのだ。

真っ暗な空間で
私は私にさようならと手を振るのである。

私がいなくなるこの時こそ私の幸せなのであった。
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