卒塔婆
私の目標は
私の、目標は、
手が届きそうな星は。
庭に建てる卒塔婆。
ミモザの添え木として
私を苗木として
ふらっと折れてしまわない様に、
底にしまっておいたものを
忘れても私は私を忘れない。
そのままで、ずっとそのままで。
ひっそりと、更に雄大に、
私の住む庭に真っさらな卒塔婆を。
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