あなたは見られている
それから美咲は、毎日学校から帰ったあと、その動画サイト、生中継を見てる。


日課になってしまったのだ。


でも、家族に見つからないように、コッソリと見ている。


だって、もし私がこんなの見ているなんて知られたら・・・


こんな残酷な動画をみてる自分を嫌悪しても、やめられなかった・・。


美咲はいつものように、動画サイトをひらいていた。


・・・あれ。


マウスを動かしても、矢印ボタンがすすまない。


壊れたかな・・・


そう言えば、上の方の押し入れにマウスあったような・・・


美咲はそう思って、押し入れを開けた。


しかし押し入れは、上のほうにあるので、美咲は背伸びして開けようとした。
う・・キツイなぁ。


・・・ん?


押し入れのふすまが、少しだけ開いてた。


普段あんま使わないのにこの押し入れ。


なんでちょっとあいてんのかな。




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