あなたは見られている
あたしがそう考えているのをよそに、また非通知の電話が鳴った。


プルルル〜


プルルル〜


舞は無視をしようと思った・・・のだが。


何分たっても電話はしつこく鳴り響いている。


さすがに舞も怒って、電話を乱暴にでた。


「あなたねぇっ!いい加減にしなさいよ!」


舞は電話口に怒鳴った。


「もう警察にも電話したから!!」


そう舞が怒鳴ると、電話口の美咲(?)が、笑った。


「ククク・・嘘ね」


舞はその気味の悪い声にぞくりとした。

「ど・・どうしてそんなことが言えるのよっ!」


舞はムキになっていた。


しかし電話口の相手は舞の質問には答えず、また不気味な声で話しだした。


「今・・私のところに連れていくからね・・私ずっと舞のこと・・・」










「見てたからね・・」
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