副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
そしてあのイケメンの彼は、たびたびここで昼寝をするという事がわかった。

彼はあの初めて声をかけた日から、アラームをセットするようになったのか時間になると黙ってちゃんと出ていくようになった。

私も特に何も反応しない。

向こうも寝てるし、私は本を集中して読みたいし。

花より団子改め、イケメンより読書だ。

そんなある日、今日はちょっとだけ寝坊してしまっていつもの登校時間より15分遅れてしまった。

と言ってもいつもが早すぎるんだけど。

15分遅いだけで登校する生徒の数がこんなに増えるのね。
今度からは絶対に遅れないようにしよう。
そう思った時に、周りから女子生徒の悲鳴に似た歓声が聞こえた。

私は声のした方をチラッと見る。

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