副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
ジッと見てれば那智が気づいた。

「あ、絃くんも食べたいよね。はい」

そう言ってズボっと口に入れられた。
もぐもぐおれも食べる。
甘い。

那智は本当に全部食べてしまった。

なんか今度は眠そうだ。

「寝る?」

「んーちょっとだけ…」

寝たわ。

クククク。
本当飽きねぇ。

てか本当は昨日寝れなかったんじゃねぇの?

俺も那智が眠るソファの隣に座ってまたタブレットを操作する。

しばらくすると那智が俺の肩に寄りかかってきた。

何この時間。
めっちゃ穏やかだわ。
軽いな。
チマっとしてるし。

俺はそのままバグについて少し調べてみると、なんとエンジニアでも普通は三日くらいは必要な作業だったと知る。

何も知らないでお願いしてしまった。
しかもコイツは数時間で直した。

凄いわ。
こいつのポテンシャルの高さにはいつも驚かされてばかりだ。
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