副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
そっと那智を見るとスヤスヤと俺の肩に頭を寄せて眠っている。

まつ毛長い。
鼻も高くて整ってる。
肌も陶器のように白く滑らかそうだ。
唇も。
一度喰らいついたら離せなくなりそう。

俺はまた正面に顔を向けた。
危ねぇ。
これ以上眺めてたら襲っちまいそうだ。

ただでさえシャンプーの香りなのかすげぇいい匂いがしているのに。

タブレットに再び視線を戻す。
やっぱりねぇよな。
この土日はまぁ家に泊まらせるとして、その先だよな。

ふと外をみれば月が綺麗に出ていた。
時計を見ればもうすぐ20時だった。
あっという間の一日だったな。

楽しかった。
那智も初めてと言っていたけど、俺も大して変わらない。

そして俺もいつの間にか眠ってしまっていた。
この時間がずっと続けばいいななんて思いながら。
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