副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「そうだよね。あ、ごめん電話だ」

そう言って維織ちゃんは席を立った。

「美空は大地さんとどうやって知り合ったの?」

そして昔の話を話してくれた。

「え、同い年なの?」

「そうだよ! ははは」

「てっきり絃くんと同じかと思ってた」

「那智さ、絃とどうなりたい?」

「どうなりたい…」

私はうーん? と首をかしげる。

「平和にありのままの自分で過ごしたい」

「あはははは! そうだよね! 平和が一番よ。大丈夫。ありのままで」

なんか美空が言うと説得力あるな。

すると維織も戻ってきた。

「ごめんねー。まずさ、絃と変な事なったら家に来な! 私んちも部屋あるから!」

「わかった。ありがとう」

変な事ってどんな事?

そして食事をとりながら、いろんな話しをした。
これが女子トークってやつだ。
なんて思いながら。


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