副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
〜絃side〜

週明け、那智はどうやら維織と美空と会う事になったらしい。

俺は俺で鍵ももう預けてるし、特に一緒に住むからと言って夜ご飯を一緒に食べる約束をしている訳ではないので、気にせずslowにむかった。

店についてしばらくすると電話だ。
維織?
今那智といるんじゃねぇの?

「もしもし! なんかあったんか!」

『あははは。凄いな絃』

は?

「どゆことだよ。今那智といるんじゃねぇの?」

『ふふふ。いるよ? 私は今外に出てきたけど』

「んで? 何したわけ?」

『絃。聞いたよ、那智のマンションの話し』

「ああ」

まぁ、そうなるわな。
別に隠す気もなかったからいい。

『私んちで那智預かるよ!』

は?
那智を?
なんで?

『女同士の方がいいでしょ! 私全然いいし』
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