副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
少しすると那智がホクホクさせてお風呂から出てきた。

「髪濡れてんじゃん」

「暑くて。一回休憩。お水もらうね」

冷蔵庫を開けて水を取り出しゴクゴク飲む。

俺はドライヤーを取りに行ってソファに座った。

「那智おいで。乾かしてやる」

「ははは。いーの? ありがとう」

那智は俺の脚の間にちょこんと座った。

そしてワシャワシャと乾かしていく。

綺麗な髪だな。

「はい。乾いたぞ」

「ありがと」

那智はニコっと笑うと、ヘアオイルを付けた。

「それ、いつも付けてんのか?」

「あ、うん。ボサボサならないのこれすると」

「へぇ。いい匂いする」

「だよね。私もこれ好き」

そう言って今度はコロコロで掃除し始めた。

「俺も入ってくる」

「ごゆっくりー」

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