副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
那智が顔を振り向かせてキスをねだるように顎をあげた。
可愛いな。

俺はチュっとそこにキスを落とす。

「絃、パパとママ凄かったでしょ」

「ははは。そうだな。楽しかったよ」

「私も久しぶりに帰れて良かった」

あんな事があったのに。

「そうか」

「ロッキー達とも遊べたし」

「あれは最高だった」

「絃もはしゃぐんだね」

そりゃはしゃぐわ。

「ははは。いやー、ドーベルマンはやっぱカッコいいな」

「あんな見た目で甘えん坊だしね」

「ああ。最高。全然吠えないんだな」

「躾すると大丈夫だよ」

「那智がコマンド言う時、いきなり声デカくて笑ったわ」

「あははは」

「足もはえーし」

「まだ言う?」

「ははは。いろんな那智を発見するのかなり楽しい」

そしてまたチュっとキスをした。



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