副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
守りたい
〜那智side〜

「先輩。彼氏さんとどすか?」

金子くんは無駄口が多い。
まぁ、仕事はなんだかんだ出来るからいいんだけど。

「変わらないですよ」

「社宅も出ましたよね?」

言ったっけ?

「はい」

社宅を出てしばらく経つけど何で今更?

「出て正解だったかもしれないっすよ」

「何かあったんですか?」

金子くんもあのマンションに住んでたよね確か。

「掲示板に張り紙してありました。不審者に注意って」

もしかして…あのインターホンを押してきた来た人のこと?

「なんかウロウロしてる奴いるみたいっす」

「そ、そうなんですね」

「帰り道とか気をつけて下さいね」

「わ、わかりました。ありがとうございます」

「先輩可愛いから。彼氏さん迎えとか来れないんすか?」

いや、絃忙しいし。

「大丈夫ですよ。家もここからそう遠くないし」

「俺送っていきましょうか?」

「反対方向ですし本当に大丈夫です。お気持ちだけいただきます」

「そすか。ま、何かあったら言ってください」
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