副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「正解ー。帰り道ちょうど会って、送ってきたついでに連れてきてみた」
「ははは。絃は?」
「出張で留守なんだとよ」
「なるほどな。いらっしゃい。上がって」
丈慈さんは私をまた見ると声をかけてくれた。
以外と優しいんだ。
もっと冷たい感じの人だと思ってた。
「なんか、すみません。お、お邪魔します」
いいのか? 本当にこんな所に来てしまって。
するとリビングから物凄く綺麗なモデルのような美人が現れた。
もしやこれが噂の奥さんか!?
「奏翔くんいらっしゃ…え!? 彼女できたの!?」
「違う違う。絃の。那智ちゃん」
丈慈さんが教えてあげている。
「言ってた絃くんの彼女さん!? うっそ! かわいー! お人形さんみたーい!」
いやいやそれはあなた様や。
オン眉の前髪に黒の髪はストレートで、顔立ちも凄く綺麗。
本当にお人形さんだ。