副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
〜絃side〜
那智が袋を取りに行ってから、俺はその場で3頭と話をしながら待つ。
「遅くないか?」
3頭も那智が行った方向を心配そうにジッと見ている。
「やっぱり迎えに行こうか」
少し歩いて戻っていれば、遠くの方に那智?
そして那智の向かい側に人の姿をとらえた。
誰かと話してる?
「ステイ」
一度止まり目を凝らす。
3頭も何か感じ取ったのか、低い声でその場で唸り出した。
あの男!?
俺はついに先日、メールの差出人を特定する事ができた。
それは那智と同じ職場の鈴木という男だった。
家に帰って那智に言おうと思ったが、那智に何度聞いても何もないと言う。
那智が何も知らないならやっぱり怖がらせるだけだと思い結局言わなかった。
そしてとりあえずあの緑頭の金子に那智の事情を話して、会社で見てるように頼んでいた。
俺だけで鈴木を呼び出し、社会的に抹殺してやろうとしていた矢先だった。
周りに誰もいない事を確認する。
「ロッキー、ブルース、ジャッキー。いいか、噛むなよ。でも吠えろ。那智を守るんだ。ガード!」
そしてリードを離すと、3頭は物凄いスピードで唸りながら走り出した。
俺もすぐ後ろを追いかける。
「那智から離れろ!」
那智が袋を取りに行ってから、俺はその場で3頭と話をしながら待つ。
「遅くないか?」
3頭も那智が行った方向を心配そうにジッと見ている。
「やっぱり迎えに行こうか」
少し歩いて戻っていれば、遠くの方に那智?
そして那智の向かい側に人の姿をとらえた。
誰かと話してる?
「ステイ」
一度止まり目を凝らす。
3頭も何か感じ取ったのか、低い声でその場で唸り出した。
あの男!?
俺はついに先日、メールの差出人を特定する事ができた。
それは那智と同じ職場の鈴木という男だった。
家に帰って那智に言おうと思ったが、那智に何度聞いても何もないと言う。
那智が何も知らないならやっぱり怖がらせるだけだと思い結局言わなかった。
そしてとりあえずあの緑頭の金子に那智の事情を話して、会社で見てるように頼んでいた。
俺だけで鈴木を呼び出し、社会的に抹殺してやろうとしていた矢先だった。
周りに誰もいない事を確認する。
「ロッキー、ブルース、ジャッキー。いいか、噛むなよ。でも吠えろ。那智を守るんだ。ガード!」
そしてリードを離すと、3頭は物凄いスピードで唸りながら走り出した。
俺もすぐ後ろを追いかける。
「那智から離れろ!」