副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「それから…お前、那智だけじゃないな?」

そう、この男は他の女性複数人にも同じような事をしていた事がわかった。

「なっ!?」

さすがにそこまで調べられてるとは思わなかったらしい。

「なめんなよ? 俺の女に手出すんじゃねぇ。さっさと失せろ。そして二度と現れんな」

そう言うと、鈴木はなんとか立ち上がり逃げていった。

「那智!」

俺はリードを握ったまま那智を引き寄せ抱きしめる。

「ごめんな? ちゃんと守れなかった」

すると3頭も甘えるように俺たちにすり寄ってきた。

「お前らはしっかり守ったな。さすがだったグッドグッドグッド」

そう言って頭を撫でるとお座りをして俺たちを見上げる。

すると騒ぎを聞きつけいつの間にか数人の近所の人が見ていたらしく拍手が上がった。

「お騒がせして申し訳ございません」

俺は頭を下げる。
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