副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
新しい家族
〜那智side〜
週明け会社に行くと、向いに座っていた鈴木さんはもういなかった。
警察とのやりとりも全て絃と弁護士さんがしてくれて私は結局なんの出番もなかった。
「先輩。聞きましたよ。これで安心して仕事できますね」
金子くんがそっと話しかけてきた。
「金子くん。ありがとうございました。何度も心配して声かけていただいて」
「いえ。俺じゃ彼氏さんみたいな事はできないっすよ。彼氏さん、本当に先輩の事大事にしてるんすね。顔だけだと思ってましたけど」
一言多いんだわ。
「私にはもったいないですよね、本当に」
「お似合いっすよ、どう見たって。あー、俺も彼氏さんみたいなカッコいい男になりたいっすわ」
後ろに腕を組んで椅子にのけぞる金子くん。
「ふふふ。頑張ってください。この度は本当にご心配をおかけしました」
週明け会社に行くと、向いに座っていた鈴木さんはもういなかった。
警察とのやりとりも全て絃と弁護士さんがしてくれて私は結局なんの出番もなかった。
「先輩。聞きましたよ。これで安心して仕事できますね」
金子くんがそっと話しかけてきた。
「金子くん。ありがとうございました。何度も心配して声かけていただいて」
「いえ。俺じゃ彼氏さんみたいな事はできないっすよ。彼氏さん、本当に先輩の事大事にしてるんすね。顔だけだと思ってましたけど」
一言多いんだわ。
「私にはもったいないですよね、本当に」
「お似合いっすよ、どう見たって。あー、俺も彼氏さんみたいなカッコいい男になりたいっすわ」
後ろに腕を組んで椅子にのけぞる金子くん。
「ふふふ。頑張ってください。この度は本当にご心配をおかけしました」