副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
少しすると絃から声がかかる。

「できたぞー。ほれ、一旦食え」

「やったー! ありがとう!」

みんなで凄く中途半端なメイクのままテーブルに着席する。

キノコとベーコンの和風パスタだ。
美味しそう!

「いただきまーす!」

私達は声を揃えて手を合わせて食べ始める。

「うんまっ」

絃も一緒に席についた。

「だろ。てかお前ら顔怖い」

あ、私もですね。
ははは。

「うるさいなー。今から可愛くなんの!」

維織が言い返す。

「はいはい」

そしてペロっと食べ終えた私達はまた準備に取りかかる。

「よし! 着替えよー! 絃、あっち行っててよ」

維織がまたもや絃に言う。

「はいはい」

そう言って絃は書斎に姿を消した。
< 219 / 264 >

この作品をシェア

pagetop