副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい

するとお互いの仔犬がモゾモゾ動き出したので二人で仔犬を床にそっと降ろす。

二匹はまるで初めて会ったとは思えないほどお互い寄り添いじゃれ始めた。

「え…？」

こんな事ある？

「那智…もしかして、親父さんの紹介？」

「え？　絃も？」

絃はコクっと頷いた。

「俺が受け取りに行ったら、今日この子の兄弟も引き取られたんだって話してた…」

え！？
私は書類を絃に見せる。
絃も自分の書類を出した。

2人で確認する。

「「兄弟じゃん！」」

二人で声がリンクする。

「すごい！　ヤバい！　え！？　待って！　いいの！？」

「クククク。ヤバいな。いいに決まってる。本当は三匹にしようとしてたくらいだぞ俺」

さすがだわ。

絃は、絃が連れてきた仔犬を私に抱かせる。

本当にかわいい。
ん？
ゴールドのリボンに何か…