副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「那智ちゃんドレス似合うだろうね」

天音がニコニコしながら言ってくれる。

「て、照れるな…」

私は恥ずかしくなって誤魔化すようにお肉を絃の口にズボっと入れた。

「ングっ。あつっ」

急に入れられモグモグしながら慌てる絃。
私もすぐに自分の口にお肉を入れた。

食事もひと段落して、ドッグランへ向かうとパパがみんなを相手に簡単な訓練をしてくれていた。

「おお! たくさん食べたかぁ? この子らトレーニングはバッチリやな! 賢い賢い。絃くんも丈慈くんも立派や」

「ありがとうございます」

ふふふ。
二人とも褒められて嬉しそう。

その後も、夜になってまたBBQをしたりキャンプファイヤーをしたりして、お酒を飲み交わしながらみんなで楽しんだ。
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