副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
♦︎♦︎♦︎

キーンコーンカーンコーン
授業の終わりのチャイムが響き渡った。

もう昼休みか。
クラスではみんなそれぞれにグループが出来ていて、私はどこにも属さず一人で過ごす。

図書委員の私はお昼になると図書室へ行く。
お弁当をもって図書室に行けば案の定誰もいない。

この時間が大好き。

好きな本を読みながら人目も気にせず静かに過ごすことができるから。

図書室の窓を開けようと向かった先に、いつもは誰もいないはずなのに一人の男子生徒が窓際で寝ていた。

え。

既に窓は開けられていて、そこから風が入ってふわふわとカーテンがなびいていた。

カーテンで顔は見えない。

まぁ、いいか。

私は気にせず放っておく事にした。

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