副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「ククククっなんでもない」
俺だけが知ってればいい。
何故かそう思った。
そして前髪を戻しメガネをつけてやる。
上手に隠れてんな。
「それじゃ、また。塩田那智ちゃん」
そう言って図書室を後にした。
その夜、ご飯を食べたあとお袋と親父はドライブデートしてくるとか言ってルンルンで出かけて行った。
相変わらず仲がよろしいようで。
「ねぇ」
ソファに横になる俺に維織が話しかけてきた。
「ん」
「今日、うちのクラス来た時見てたでしょ」
「なにを」
俺は携帯を触ったまま返事をする。
「那智ちゃんだよ!」
は?
なんでそれを?
バッと維織を見てしまう。
「可愛いよね。めちゃくちゃ美人だし」
そしてまた携帯に視線を戻した。
「まぁ」
「変な事しないでよ?」
「は? しねーよ」
「うちら隠れファンなんだから」
なんだそれ。
俺だけが知ってればいい。
何故かそう思った。
そして前髪を戻しメガネをつけてやる。
上手に隠れてんな。
「それじゃ、また。塩田那智ちゃん」
そう言って図書室を後にした。
その夜、ご飯を食べたあとお袋と親父はドライブデートしてくるとか言ってルンルンで出かけて行った。
相変わらず仲がよろしいようで。
「ねぇ」
ソファに横になる俺に維織が話しかけてきた。
「ん」
「今日、うちのクラス来た時見てたでしょ」
「なにを」
俺は携帯を触ったまま返事をする。
「那智ちゃんだよ!」
は?
なんでそれを?
バッと維織を見てしまう。
「可愛いよね。めちゃくちゃ美人だし」
そしてまた携帯に視線を戻した。
「まぁ」
「変な事しないでよ?」
「は? しねーよ」
「うちら隠れファンなんだから」
なんだそれ。