副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
前へ
〜那智side〜

ピンポーン。
え?
誰?

モニターを見ればなんと絃先輩が立っていた。

「はい」

とりあえず返事をする。

「那智」

急に呼び捨てされる。
ドクンドクンと更に鼓動が暴れている。

そんな顔で名前を呼ぶんじゃないよ!
このあんぽんたんめ!
惚れてまうやろ!

「な、なんでしょう」

「出てこい」

そう言ってモニターから消えてしまった。
はいー!?
私は慌てて外に出ると、車から手招きをされたのでとりあえず乗ることにした。

「よし、行くぞ」

「え!? ど、どこに!?」

「変わりたいんだろ? なら俺が手伝ってやる。そのままでも可愛いけど、胸張りたいんだろ?」

壁!
壁だって言うから話したんじゃん!
もう車を勝手に発進させたし。
慌ててシートベルトを締める。
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