副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「どーも。美空の旦那です。仲良かったの?」
「んまっ! まっさか! こんな私みたいなちんちくりん、住む世界が違いますよ彼女たちとは!」
もう全力で否定する。
先輩と大地さんは目を合わせて何かアイコンタクトをとっているようだ。
「あー、そういうタイプ?」
大地さんが先輩に聞いている。
「そう。なんとかしてやって」
「ククククっ、いいの? 絃くん、どうなっても知らないよ?」
「うるせ。本人がそうしたいって言ってんだよ」
ちんぷんかんぷんだ。
「あの…何か?」
「いや、こっちの話。さ、座って!」
大地さんはそう言うと私を席に案内した。