副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「嫌がってんぞー。那智、嫌なら嫌って言っていいからな。あれなら俺が言ってもいいぞ」

先輩が気にして声をかけてくれる。

「全然! 大歓迎です。は、初めてのお友達です」

この年になってこんな…

「そうか。良かったな」

先輩はフッ笑って、大地さんと奏翔さんと話し始めた。

「よろしくね」

「うん」

凄い事になった。
初めてちゃんと友達になったのが、こんな美女達だなんて夢でも見ているようだ。

「那智さ、高校の時も一回だけメガネ外してきたじゃん? あれ良かったのに何でやめちゃったの?」

さっそく維織ちゃんが呼び捨てで私を呼んだ。

「気づいてたの?」

「そりゃぁね! うちら隠れ那智ファンみたいなとこあったし」

美空ちゃんが私の肩をポンと叩いた。
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