副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「いやいや、こりゃ翠も音羽も羨むな」
美空があの四人組のうちの二人の名前を出した。
「だから。今度さ、紹介する!」
維織がニコニコとそんな事を言ってくれた。
いいの?
あの二人もとんでもない美人よね。
「ちなみに、翠は私のイトコね。んで音羽は奏翔の妹なんだよ!そんでもってハトコ」
「親戚だったの!? みんな!?」
「そうなの! んで絃達といたの、あれ全員うちらの兄貴達だから」
美空が教えてくれる。
「いや、待って! 遺伝子どうなってるん!?」
私は驚いて方言が出てしまった。
さすがに先輩達も驚いたようでこちらを見ている。
「那智って関西人?」
維織が聞いてきた。
「あははは。そんなところ」
「ギャップ萌えだわ」