副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
「そりゃ光栄だ。んじゃよろしくな」

「よ、よろしく…です」

絃くんは何故かじっと私を見る。

ねぇ。本当にさ。

「見過ぎ」

「いや、本当綺麗だなって。元々綺麗だったし変わらないけど、変わったっていうか」

んも!?
元々綺麗って…

「い、絃くん。またからかってますね?」

ニヤっと笑う絃くん。

「ほらやっぱりだ! もう! こっちは顔が爆発しそうや!」

「ははは。ごめんて。那智、本当は結構活発だろ」

んぐっ!?
どうしてそれを!?

実は高校からは大人しくしていたが、家族の前ではわりと…活発な方ではある。
そして運動も得意で体育は好きだった。
短距離では中学の時全国大会で入賞している。
習い事も空手とかしてたし。

でも目立ちたくないのが優って、高校ではひたすら隠し通していた。
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