副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい

俺は夜も遅いというのに那智のマンションに向かって車を走らせる。
今日も俺はノンアルだ。

寝てっかな？

外から部屋を見ると那智の部屋は灯りが付いていた。
おい。
遮光にしろ。

そしてエントランスでインターホンを押そうとした時、ここの住人なのかちょうど出てきた奴がいたので俺はそのままペコっとして中に入った。

だからよ。
ここのセキュリティだめだろ。

そして部屋の前まで行ってインターホンを鳴らす。

少ししてカチャカチャと鍵が外れる音がして、ドアが少しだけ開いた。

何やら凄く険しい顔をして、部屋から顔だけ出してキョロキョロしている。
しかも手にはフライパン？

「なんだ？」

「今誰かいなかった？　とりあえず入って！」

グイっと手を引かれて中に入れられる。
力つよっ！