副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
とても同い年に見えない。

高校って凄い。
そう思ったのだった。

私は高校から地元を離れて寮生活を始めたから、こっちのことは全くわからない。

維織ちゃん、とても感じのいい子だよね。
私からぶつかったのに。
こんな私にも優しくしてくれるんだ。

また機会があれば話してみたいな。
なんて淡い思いを抱いた。

図書委員は本来なら当番制だが、私はお昼に図書室で過ごしたい事もあって、当番じゃなくても図書室で過ごす。

私が当番を務めるのは、基本は火曜日と金曜日以外だ。
当番の時はカウンターに座る。

それ以外は、端っこの席に座って過ごすのが日課となっていた。

と言っても本を借りにくる生徒などいない。

昼休みの当番は一年生がする事になっていて2人で回す事になっているんだけど、もう一人の子がなんだか登校拒否になってしまったらしく、結局毎日になった。

全然それで構わない。
むしろここにいれる理由になるから最高。
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