副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい
任せろとか言って意外と無い事に気づいた。
あってもちょうど良さそうな所は埋まってるし。

んー?

でもあのマンションにはもう危なくて帰したくねぇしな。

んー?

てかここに住めばよくね?
ここならセキュリティ問題ないし、那智の家からも近いし。
ここは俺んちだから家賃もいらないし。

いや、でも俺が良くても那智はそうもいかないか。

奏翔にも聞いてみるか。
奏翔の親の実家はこの辺の不動産業を営んでる。
奏翔も日中はそっちの手伝いをしてたりもするしな。

「あ、はよ。寝てた?」

『ん。はよ。どした』

「物件探して欲しいんだけど」

『物件? 誰用の?』

「…那智」

『お前んとこないの?』

「意外と埋まってんのよ」

『なるほど。何、那智ちゃん引っ越すの?』

「ああ。実は昨日あの後…」

俺は昨日あったことを話す。
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