君との約束
    
 「凄いですね。見惚れてしまいますね」
と絶賛する司会者。

 「YUIさんいかがでしたか? 『RAIN』の
皆さんとのツーショット撮影は」

 「皆さん、素敵でしたね。緊張しました」

 「それでは、ここで、皆さん、さっきご説明しました
街角千人アンケートの結果を発表します。
 第五位からですね」

 「『緊急企画!誰が一番お似合いか~!』
  第五位 
  心さん、七十五票、
  理由は、恋人というより先輩に見える。

  第四位 
  良さん、八十五票。
  理由は、恋人というより姉弟に見える。
  
  第三位 
  翼さん、二百票
  理由は、恋人というより後輩にしか見えない」
  
  さあ、ここまでは、親戚や先輩後輩と
 でましたが、次にいってみますよ~
  
  第二位 
  友さん、二百九十票、理由はですね
 恋人でもいいかもしれないけど、
 彼女のこと一番に理解できてる親友か幼馴染かな。
  
  そして、
  第一位 
  悠さん、三百五十票
  悠さん ダントツ一位でしたね~。
  
  理由は、
 恋人同士にしか見えない。
  ふたりが並ぶとこを見てみたい。
  この二人でPVか映画を撮ってほしい。
  お似合いだと思う。
  綺麗だ。
  などの声が聞かれました」
  
  この結果的に『RAIN』メンバーも驚く。 

 「悠さん、YUIさんこのような結果と
なりましたが、いかがですか?」 

 「皆さん、全員素敵な方々なので、
私も、機会があれば皆さんと
共演出来ればと思います」と答える唯。 

 「そうですね、僕もYUIさんは素晴らしい
女優さんなので機会があれば是非ご一緒させて
いただきたいですね」と悠も答える。

 「はい、ありがとうございました。
 皆様、いかがでしたでしょうか?
 そろそろ終わりにの時間となりました。
 本日は、『RAIN』と『YUIさん』の
スペシャル対談をお送り致しました。
 なお、今日ご紹介しました『RAINの皆さん』と
『YUIさん』のツーショット映像は期間限定で
ダウンロードができます。
 それでは また、来週この時間に……」

 「カァ~ット!」と終了の声がかかる。
 「お疲れ様でした」
 と次々に聞こえる声。
 
 唯と『RAIN』メンバーは控室へ向かう。

 「唯ちゃん、お疲れ様でした」と友が声をかけた。
 友の後ろからは、良、心、翼が顔を出し、
少し遅れて悠が顔を出す。
 
 「お疲れ様でした。楽しかったです」
 
 「俺たちも凄く楽しかった。
  特に友はね~」と翼が言った。
  
 「ばっばか! そんなこと言うなよ」
  と慌てる友、翼を軽く押した。
 
 「ふふふ……」と笑う唯。
 
 「唯ちゃん、本当に機会があったら
共演お願いします。俺らは従弟や先輩だけどさ、
友と悠とか」と良が言った
  
 「いいえ、良さんや心さん、翼さんとも
共演の機会があれば是非」
 
 唯は、悠の元へ歩いて行くと、
 「悠さん、お疲れ様でした。
 楽しかったです。また機会があれば宜しくお願いします」
 と言った。
 
 悠が「こちらこそ、ありがとう。
 そして、ライブ来てくれて嬉しかった」
 と呟いた。
 
 唯は優しく微笑むと、控室に入って行った。
 こうして、『RAINとYUIのスペシャル対談』は終了した。
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