恋はレモンのように
第七章
お泊り会
土曜日の朝が来た……。
カーテンを開けて空を見上げる夏。
うす暗い空には、雨雲が立ち込め、
今すぐにでも雨が降り出しそうであった。
「今日は雨か……」
そう呟いた夏は、部屋を出て一階の
リビングに向かった。
リビングに入ると、冷蔵庫から牛乳を
取り出しコップに注ぐ。
ソファーに座りテレビのリモコンを取り、
リモコンボタンを押して朝の情報番組を見始めた。
ピコン……。
母親からのライン……
そっちはどうですか?
こっちはとても楽しい旅行です!
それは、なによりです。
楽しんでね。
と返信する夏。
ピコン……。
今度は、ひとみからのライン……
夏~、今日は天気予報雨だよ。
でも、夏の自宅だからいいか。
楽しみ……。
やっぱり降りそうだね。
空、物凄く暗いもんね。
朝なのに。
じゃあ、買い出ししとくね。
よろしくね! ひとみちゃん。
ピコン……。
最後は啓介からのラインだ。
夏、おはよう。 じゃあ、夕方!
うん。
なんとも短い会話……。
一通り、ラインのチェックを終えた夏は、
ソファーから立ち上がると、窓際に歩いて行った。
窓際から見える葉山の家のカーテンは、
全て閉まっていた。
「まだ、寝てるのか……」
夏はそう呟くと、向きを変えると、
キッチンに置いてある二日目の
カレーの鍋を温め始めた。
カーテンを開けて空を見上げる夏。
うす暗い空には、雨雲が立ち込め、
今すぐにでも雨が降り出しそうであった。
「今日は雨か……」
そう呟いた夏は、部屋を出て一階の
リビングに向かった。
リビングに入ると、冷蔵庫から牛乳を
取り出しコップに注ぐ。
ソファーに座りテレビのリモコンを取り、
リモコンボタンを押して朝の情報番組を見始めた。
ピコン……。
母親からのライン……
そっちはどうですか?
こっちはとても楽しい旅行です!
それは、なによりです。
楽しんでね。
と返信する夏。
ピコン……。
今度は、ひとみからのライン……
夏~、今日は天気予報雨だよ。
でも、夏の自宅だからいいか。
楽しみ……。
やっぱり降りそうだね。
空、物凄く暗いもんね。
朝なのに。
じゃあ、買い出ししとくね。
よろしくね! ひとみちゃん。
ピコン……。
最後は啓介からのラインだ。
夏、おはよう。 じゃあ、夕方!
うん。
なんとも短い会話……。
一通り、ラインのチェックを終えた夏は、
ソファーから立ち上がると、窓際に歩いて行った。
窓際から見える葉山の家のカーテンは、
全て閉まっていた。
「まだ、寝てるのか……」
夏はそう呟くと、向きを変えると、
キッチンに置いてある二日目の
カレーの鍋を温め始めた。