糸ちゃんと謙吾くんの寝室事情
 もちろん、上に乗る糸はめちゃくちゃ可愛い。

 だから満足している。

 だがたまに、本当にたまに、オスの俺が顔を出すのだ。

 糸を見下ろし、思いっきり腰を振りたいと。

 そんなことをしたら、きっと小柄な糸は壊れてしまうかもしれない。


 ――そうは思うが、頭の中では、糸を見下ろして前から後ろから……と、妄想に耽ってしまうことも。


 とりあえず、新居では、ちょっとやそっとじゃ軋まないベッドを選ばないとな。

 天井は高く設計されているから、キングサイズのベッドを置いても問題ないはずだ……。
< 2 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop