キヌコさん、これからも よろしくね
最終章
キヌコさん、これからもよろしくね
「ところで、俺、忘れ物取りに帰って来ただけだから、
これからライブ会場に戻んなきゃいけないから……」
「そうなんですね……」とキヌコさんが呟いた。
「ね~、キヌコさん俺のこと知らないの?
顔よく見てよ」
キヌコさんは東田の顔を見ると驚いた。
「もしかして……今頃気づいたの?」
「あなた……RAINの悠(はる)」と呟いた。
東田とは、彼女の親友激推しのボーイズグループ『RAIN』のメンバー悠の本名だった。
声が出せず、激しく動揺するキヌコさんに東田が
近づくと、
「キヌコさん、美味しいご飯と掃除、
これからもよろしくね……」
と呟くと優しく微笑んだのであった。
~ 完 ~
これからライブ会場に戻んなきゃいけないから……」
「そうなんですね……」とキヌコさんが呟いた。
「ね~、キヌコさん俺のこと知らないの?
顔よく見てよ」
キヌコさんは東田の顔を見ると驚いた。
「もしかして……今頃気づいたの?」
「あなた……RAINの悠(はる)」と呟いた。
東田とは、彼女の親友激推しのボーイズグループ『RAIN』のメンバー悠の本名だった。
声が出せず、激しく動揺するキヌコさんに東田が
近づくと、
「キヌコさん、美味しいご飯と掃除、
これからもよろしくね……」
と呟くと優しく微笑んだのであった。
~ 完 ~