神のとおり道



それでも良平は
平静さをを保ちながら
いつもしているように
最初はうつぶせになった

花の体の足の先から
入念にマッサージしていく



足の指


足の裏


ふくらはぎ


ふともも


仙骨


骨盤


背中へと、



次は仰向けになって
足の先から順に
上がっていき



時間を忘れて
しかも会えなかった時間を
埋め合わせるかのように

ふたりは

体を密着しながら
濃厚なキスを楽しんでいる
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