執着魔法使いの美味しい求愛

「もちろんです……あっ」
　一際高い声をあげたバーバラの顔が、嬉々として輝いた。
「わかりましたわ。きっとルトヘル様は、胸の豊かな女性が好みなのですね」
「どういうことでしょうか」
　ティルサが尋ねると、バーバラは周囲に人がいないことを確認するかのように首を振ってから、ティルサに耳打ちをした。
　その言葉を聞いたティルサの頬は羞恥に染まる。
　バーバラの言ったことに、充分すぎるくらい心当たりがある。
　彼との淫らな運動によって痩せてきたティルサだが、胸だけは太っていたときと同じ大きさのままだからだ。
「育乳というものですわね」
　なぜかバーバラが嬉しそうであった。