クールな彼との甘々恋愛
斎藤先生「じゃあ次男子発表するぞ」

なんだかさっきより女の子達の食いつきがすごいような…。
男子が発表されるたびに女子の落胆の声があがる

ああ、みんな橘くんと同じ委員会になりたいのか。
ほんとにすごくモテるんだな、橘くんて。でもさっきもちょっと怖かったし同じ委員会になったら緊張して喋れなそうだから私は一緒じゃない方がいいな…。
喋れる男の子は田中くんくらいだけど田中くんは学級委員になっちゃったし、なるべく優しそうな人と一緒になりたいな。

斎藤先生「次保健委員、橘〜」

え!橘くん!?

「あーあ」
「私も保健委員にすればよかったー!!」

橘くんが保健委員になったことでクラスの女の子達が次々とうなだれていく

美咲「桃すごいじゃん!イケメンと一緒の委員会なんてラッキーだね!」

桃「う、うん…。」

正直、橘くん怖いし喋れる気がしないから不安だな。
それに皆の視線も痛い…。
橘くんは私と一緒でどう思ってるんだろう

チラ

くるりと後ろを振り返り橘くんを見ると眉間にしわを寄せた橘くんと目があった

桃「ッ」
バッ
こ、こわい…。やっぱりさっき椅子倒しちゃったから私と同じ委員会になっちゃって怒ってるのかな?
これから一緒の委員会でやってける自信ないよー…。
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