クールな彼との甘々恋愛
理央「…ねえ」

桃「!?な、なに!?」

理央「ずっと何に怯えてるの?話しかけづらいんだけど」

桃「あ、ご、ごめんね!私、人見知りで自分から話しかけるの苦手なの、それに橘くんは私が椅子を倒しちゃって怒ってると思ってこわくって、椅子の件ほんとにごめんね…!」

理央「ああ、別にきにしてないから。それに怒ってもないし」

桃「ほんとう…?」

理央「うん、俺も話しかけづらい雰囲気してるのは自覚してるし、勘違いさせてごめん」

橘くんが謝った…、もしかしたら案外怖くないのかな

思ってることが顔に出てたのか橘くんが不満そうな顔をして告げる

理央「別にいつも冷たいわけじゃないから、しつこくまとわりつかれたり、絡まれたりしたら誰だって冷たく対応するでしょ?」

桃「た、たしかに…」

理央「あの時の高橋さんはテンパり過ぎてたから変に話しかけるより端的に伝えた方がよかったと思っただけだよ」

桃「そうだったんだ、橘くんもっと怖い人だと思ってた」

理央「なにそれ笑、高橋さん、常識ある人には普通に接するよ」

あ、笑った、橘くんって普通の男の子なんだな…。
たしかに、よく知らない人にぐいぐい来られたら怖いよね。私も雰囲気だけで決めつけちゃってた…。
< 29 / 59 >

この作品をシェア

pagetop