クールな彼との甘々恋愛
桃「え!?急にどうしたの!?」

理央「いやっ、だって…フフ、自分の事みたいに話すから面白くってつい笑」

ずっとしかめっ面ばかり見ていた橘くんの笑顔を急に見てなんだか恥ずかしくなって声を上げた

桃「もう!そんなに笑わないでよ!」

理央「フフッごめん笑」

少し話しただけだけどどんどんイメージが変わっていく、それは橘くんも同じだったようで

理央「高橋さん、面白いね、委員会の相手が話ができる人でよかったよ」

橘くんからそんな事を言われると思わなかった…。

桃「私も橘くんが相手でよかった」

その後は他愛もない話をして保健室まで向かって行った

桃「ここが保健室だよ。委員会は普段の活動はあまりないけど体育祭では結構仕事があるんだよ」

理央「へー、詳しいんだね」

桃「去年も保健委員だったから!」

2人で話しながら保健室に入っていく
するとなんだか視線を感じるような…。というか主に橘くんへの視線が

ヒソヒソ
「めっちゃかっこいい」
「やばー」
「あれでしょ?噂の転校生」

チラッと橘くんを見るとまた眉間に皺を寄せている
さっきまで普通だったのにまた近寄りがたい雰囲気になっちゃった…。だけどこんな風に扱われたら壁も作っちゃうよね。転校生してきて早々嫌な思いしてほしくないな…。私も一花ちゃんみたいに勇気を出して…!

桃「た、橘くん!空いてること座ろう!」

理央「ッ、ああ」

橘くんと空いている席に座り先生が来るのを待つ
ああ、緊張した〜…
ホッと一息ついていると先生が入ってきた
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