クールな彼との甘々恋愛

変化する関係性

その日の夜私は橘くんに連絡をいれようか携帯とにらめっこしていた

なんの連絡もしないのってよくないよね、別に今日のお礼とかしたいだけだし、変な意味はないもん!

よし…とりあえず名前と今日のお礼を打って……送信!

ポコン
まだまっさらなトーク画面に文章が出る

お、送っちゃった!返ってくるかなぁ…き、既読!?
やばい!!

想像以上に早く既読がついてあわてふためく

ポコン
理央「こちらこそありがとう」
「ケーキ皆美味しかったって、妹も誕生日ケーキ楽しみだって言ってる」
「俺も甘いの苦手だけどあのケーキはすごく食べやすかった」

橘くんがケーキの感想をくれる
よかった、ご家族の方喜んでくれたみたいで

桃「喜んでもらえたならよかった!」

理央「9日って高橋さんまたいるの?」

すぐに終わると思っていたやり取りが橘くんからの質問で続く

桃「たぶんいると思うよ〜」
「もしかして理乃ちゃんのケーキは橘くんが受け取りに来るの?」

理央「うん」
「理乃が高橋さんに会いたいらしい」

理乃ちゃんが!?どうしてだろう
桃「え!そうなんだ!」
「どうして??」

理央「親が予約だけしてきたと思ったのに俺がケーキ買ってきたから色々聞いてきてクラスメイトの家って言ったんだ」
「そしたら理乃が私もついていきたいって」
「見たら満足すると思うんだけど」
「大丈夫?」

そうゆうことか、お兄ちゃんと一緒にいたいからそう言ったのかな〜?そう思うととってもかわいい!

桃「うん!」
「でも来るって思うと緊張しちゃうね!笑」
「理乃ちゃんにがっかりされないように身なり整えとかないと!」

理央「高橋さんなら大丈夫だと思うよ」

桃「ほんと?」
「だったらいいな〜」

意外にもメッセージがポコポコと続いていく

理央「ごめん話し過ぎたね」
「遅くなった」
「明日も手伝いあるの?」

気づけば時計は12時を回っていた

桃「ほんとだ!気づかなかった!」
「うん!」
「明日もあるよ〜」

理央「そっか」
「頑張ってね」
「じゃあまた」

桃「うん!ありがとう」
ポコン

私がおやすみスタンプを送ってやり取りが終わった

まさかこんなにやり取りすると思わなかった
やっぱり話してみるとどんどん優しさやいい所に気づいていけるな
やっぱり私って橘くんの事異性として好きだよね…


やばい…!自分の気持ちに気づいたらどんどんドキドキしてきた!!これじゃ眠れないよー!!!

私は高鳴り続けている心臓をなんとか静めて眠りについた
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