私は代わりなんて嫌ですから!
「僕は、黒崎 桂杜。拓真と同じ高校の1年。よろしく。」
「私と同い年なんですね!よろしくお願いします!」
「あんまり馴れ馴れしくしないでくれる?一応アイドルとその他一般の人間なわけだし。」
「は、はぁ……。」
私よりも身長が低いくせに生意気な!
顔だって身長だって可愛い感じなのに、なんだか口が悪い…?
「あれ、桂杜。髪伸びすぎじゃない?」
「うーん、僕も気になってたんだよね。アイドルにウルフってほんと維持大変かも。」
心さんが桂杜にそう話しかけると、私にしていた対応とは打って変わって急に素直になった。
「連絡先交換してもらってもいいですか…?」
「さっきグループに入ってたでしょ。そこから追加しといてくれる?」
相変わらず私には冷たい桂杜くん。
「は、はい……。拓真さんのも追加していいですか?」
「ああ、頼む。」