恋色レシピ


隣を見上げると誠くんがいて。


なんだかデートみたい?
なんて…

きゃあ〜〜〜

1人で悶えるあたし。


幸せだぁ。


きっとあたしの周りには花が飛んでるだろう。




「おいしっ!初めて食べたぁ」


「マジで!?学校あんなに近いのにもったいねぇ!」


「買い食いなんてしないもん」


誠くんの言い方だと、しょっちゅう買い食いしてたみたいに聞こえる。


「…咲智の兄ちゃん等とたまにな」


ああ…

一緒に学校生活送りたかったなぁ…


あたしが先に産まれてれば…っ


なんて、無理な話。


でも、
こうして今、出逢えたんだから

ワガママ言っちゃ駄目だよね。






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