恋色レシピ


目の前には大好きな人。


「咲智ー?」


「あ、えっと…」


何て言ったら…

なんだか胸がいっぱいで。


「あ、タコ焼き!タコ焼き食べに行かないかなって、……思いまして」


何言ってんだ。

気付いたらそんな事を言っていて。


「ぶっ、思いましてって…(笑)
そんなに気に入った?
あのタコ焼き」


「……はい」

なんかあたし食い意地張ってるみたい。

こんなんだから、いつまでたっても子供扱いなのかも……





< 36 / 97 >

この作品をシェア

pagetop