恋色レシピ


「いいよ。行くか」


えっ!?

突然、家の前にいたあたしに変な顔一つせずに、

しかも、いきなりタコ焼きだよ!?


「俺、昼メシまだだったんだ。ちょうど良かった」


そう言ってお腹を押さえる姿はかわいくて。


思わずじっと見つめてしまった。


「そう思ったらますますハラ減って来たっ!
咲智、急ぐぞ!!」


「う?…あ、はいっ」


なんか変な展開になっちゃった……?


でも、誠くんが笑ってるし。




ま、いっか…?





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