恋色レシピ


「3つしか違わねぇんだぜ?
俺は気になんないけど」


「そうだよ。今どきの中学生は大人だって」


二人はそのまま、どこの中学がレベル高いだの、あそこの高校の制服がイイだのと話が脱線していった。




…………。


……なんか


イライラすんだけど。


なんだコレ。



その瞬間、剛志と目が合った。


剛志は苦笑い。


俺はどうしたらいいかわからなくて目をそらす。


「いーんだ…?」


ぽそっと剛志が俺に言った。



いいも何も…




なんだよ……


どうして俺はイライラしてんだろう。






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