恋色レシピ


着いたのは近くの公園。


誠く……?


「咲智!!!」


「はっはいっ!?」


思わず声が裏返ってしまった。



「俺、


咲智の事が好きだ!」




……………は?



何??



今何て言ったの……







「咲智…?聞いてる??」



「意味がわかんない……」




何言ってるの?


素直に聞き入れられない自分がいて。



だけどもう


涙は瞳から溢れ出してる。



笑顔でいようって決めてた事も


とっくに忘れてる。



自分で決めたマニュアルなんて何の意味もなく


心が勝手に動いてる。







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