魔導具店『辺境伯の御用達』 ーThe margrave's purveyorー(ザ・マーグレーヴス・パーベヤー)
「ここにいる者もいない者も、共に戦ってくれた者たちすべてが英雄だ! お前たちのおかげでハーメルシーズ領に住まうたくさんの家族たちが、明日からも希望を持って暮らしていける。本当に、ありがとう……!!」
「「ハーメルシーズ伯、万歳!」」
「「これからも我らを導いてください!」」
そんな彼の姿を、大歓声が包んだ。
その夜は、砦の食物が尽きる勢いで盛大な宴となり、夜更けまでディクリドは酒杯を彼らと交わし合う。
そしてそのまま、そこに居る誰も彼もがまるで家族であるかのように、同じ夜空を見上げ、ぐっすりと眠りに着いたのだった。
「「ハーメルシーズ伯、万歳!」」
「「これからも我らを導いてください!」」
そんな彼の姿を、大歓声が包んだ。
その夜は、砦の食物が尽きる勢いで盛大な宴となり、夜更けまでディクリドは酒杯を彼らと交わし合う。
そしてそのまま、そこに居る誰も彼もがまるで家族であるかのように、同じ夜空を見上げ、ぐっすりと眠りに着いたのだった。