魔導具店『辺境伯の御用達』 ーThe margrave's purveyorー(ザ・マーグレーヴス・パーベヤー)
「だと嬉しい。それで、一番最初にできた大切な友達だから……もしなにかあった時は、心から祝って、ここから送り出そうって決めてたんだ。あなたの口から、聞かせてくれないかな」
「あんた……」
リラフェンの瞳が見開かれ、私は肯定するように目を伏せた。
そう、私は知っていたのだ、彼女が今なにに頭を悩ませているかを。他ならぬ彼女の恋人……フィトロさんから聞いて。
「……わかった。全部話すわ」
それによって彼女は意を決したか、居住まいを正すと、とても嬉しいニュースを聞かせてくれた。
「実は……私たち、結婚することに決めたの!」
「……そう。おめでとう! うん……きっとそうなると思ってた」
「ありがと!!」
やはり、親友の口から直接聞くと嬉しさもひとしおで、私は目を潤ませるとリラフェンと抱き合った。それからも彼女は色んなことを教えてくれた。
「あんた……」
リラフェンの瞳が見開かれ、私は肯定するように目を伏せた。
そう、私は知っていたのだ、彼女が今なにに頭を悩ませているかを。他ならぬ彼女の恋人……フィトロさんから聞いて。
「……わかった。全部話すわ」
それによって彼女は意を決したか、居住まいを正すと、とても嬉しいニュースを聞かせてくれた。
「実は……私たち、結婚することに決めたの!」
「……そう。おめでとう! うん……きっとそうなると思ってた」
「ありがと!!」
やはり、親友の口から直接聞くと嬉しさもひとしおで、私は目を潤ませるとリラフェンと抱き合った。それからも彼女は色んなことを教えてくれた。