笑顔になれるココア
「今宵!誤解すんなよ?
俺、彼女いるから、送って来ただけだから」
目の前にいる姫乃くんが声を発した。
そして...........................
「...............、一緒にいたのに?」
「一旦、話した方がいいと思う。友坂先輩と」
「...............、なんかムカつくけど、話す」
大学時代の2人からは、
成長したように感じる、会話をした2人。
そして、そのまま、私と今宵くんに、
背中を向けて帰って行った姫乃くん。
そんな姫乃くんの背中を見つめていると......
「っ、ってことで行きますよ、幸花さん」
今宵くんにそう言われて、
サラッと手を握られて、そのまま歩き出した。